マウスピースやナイトガードのメリット・デメリットを解説

      2025/07/20

大島・東大島の歯医者、あおぞら歯科で、マウスピースやナイトガードのメリット・デメリットを解説

こんにちは、江東区大島・東大島の歯医者、あおぞら歯科です。

マウスピースやナイトガードはさまざまな目的で使用されており、自分に合ったものを選ぶことで、歯やあごのトラブルを未然に防ぐことができます。
本日は、マウスピースの種類やメリット・デメリットについて解説します。

 

マウスピースの種類

矯正用マウスピース

大島・東大島の歯医者、あおぞら歯科で、マウスピースやナイトガードのメリット・デメリットを解説

矯正用マウスピースは、少しずつ歯を動かすことで歯並びやかみ合わせを整えるための道具です。
1〜2週間ごとに異なるマウスピースに交換することで、少しずつ歯を移動させていきます。
計画通りに歯を移動させるためには1日につき20時間以上の装着が必要ですが、0.5mmほどの薄い素材で作られており、装着時間が長くても不快感が出ないよう工夫されています。

また、マウスピースが透明であるため、装着していても周囲の人に矯正治療中であると気付かれにくいのも特徴です。
ただし、ワイヤー矯正に比べると適応可能な歯並びの種類は限定されています。

 

歯ぎしり用マウスピース

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歯ぎしり用マウスピースは、夜間に無意識のうちに行われる歯ぎしりや食いしばりから歯を守るための道具であり、一般的にはナイトガードとも呼ばれています。
歯ぎしりや食いしばりは、歯のすり減りや欠け・割れ、あごや筋肉の痛み、顎関節症の発症など、さまざまな悪影響を及ぼします。
ナイトガードは、歯ぎしりや食いしばりによるこのようなダメージを軽減することができます。

 

スポーツ用マウスピース

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スポーツ用マウスピースは、ラグビーや柔道、レスリングなど、選手同士が直接接触するスポーツで、選手の歯やあごを保護する目的で使用されます。
一般的に、このタイプのマウスピースは衝撃を吸収して歯やあごを守るために3〜5mm程度の厚みがあります。
歯やあごの保護だけでなく、かみ合わせの安定により、スポーツパフォーマンスの向上にもつながるとされています。

 

歯ぎしり用マウスピースのメリット

歯のすり減りの防止
歯ぎしりや食いしばりは、時に自身の体重の2〜5倍もの負担を歯にかけてしまいます。
日々の繰り返しにより歯は次第にすり減り、最悪の場合は歯が欠ける危険性もあります。
マウスピースは、装着することによってこの力が直接歯にかかるのを防ぎ、代わりに削られることで歯を守ります。
さらに、その摩耗の箇所や程度を観察することで、適した治療を行うための判断材料ともなります。

歯やあごへの負担軽減
歯ぎしり用マウスピースを使用することで、分散された圧力が歯列全体に広がり、特定の歯にかかる過度な負担を軽減することができます。
それにより、歯の破折や欠けのリスク減少が可能です。また、詰め物やかぶせ物の破損を防止することにもつながります。

かみ合わせの調整
かみ合わせの乱れは、姿勢の悪化や全身の歪みにまで影響を与える可能性があり、あごの痛み、頭痛、肩こりといった身体的不調を引き起こします。
マウスピースを装着することは、かみ合わせの位置の調整、それによる健康リスクの軽減につながります。

 

歯ぎしり用マウスピースのデメリット

装着時の違和感
初めてマウスピースを利用する場合には、違和感を覚えることが少なくありません。
装着してから数日は、普段と異なる位置で歯ぎしりや食いしばりが行われることになり、朝起きた際にあごの痛みやだるさを感じたりすることもあります。
慣れるまでの間、多少の我慢が必要かもしれませんが、継続して使用していけば慣れていきます。

コストがかかる
ナイトガードは、歯科医院で上下の歯の型取りを行って作成します。
また、実際に装着してもらったうえでの微調整も必要となるため、どうしてもある程度のコストがかかります。
保険適用の場合の治療費は5,000円程度が目安です。

定期的なメンテナンスが必要
毎日の歯ぎしりや食いしばりによって、ナイトガードはすり減ってしまいます。
それによってかみ合わせも少しずつ変わり、一度作成したものであっても最初の頃と同じフィット感が得られなくなるのはよくあることです。
そのため、3〜4ヶ月に一度ほどの頻度で定期的なメンテナンスが必要です。

 

不適切な使用法で生じるリスク

大島・東大島の歯医者、あおぞら歯科で、マウスピースやナイトガードのメリット・デメリットを解説

ナイトガードは、熱に弱い素材でできています。
そのため、夏場の車内など高温環境に放置すると変形してしまうことがあります。
同様に、煮沸消毒を行うと熱で変形する可能性が高いため注意が必要です。
また、ただ水で洗うだけでは長期間の使用によって細菌が繁殖する恐れがあります。
朝に取り外した際には、義歯洗浄剤を使用して消毒するようにしましょう。

 

スポーツ用マウスガードを歯科医院で作成するメリット

フィット感がよい
スポーツ用マウスガードは、患者さん一人ひとりの歯やあごの形状にぴったりと合ったものが作成されるため、装着時の違和感が少ないことが特徴です。
その適合性の高さから、スポーツ中に外れにくく快適な着け心地を得ることができます。

耐久性が高い
しっかりとした素材で厚めに作られているため、長く使用することが可能です
。頻繁なメンテナンスも基本的には必要ありません。

口腔トラブルの予防につながる
スポーツマウスガードはスポーツによる怪我を防ぐためのものですが、それにより治療を回避し結果的に医療費を抑えることにもつながります。
やわらかい樹脂で作られており、クッション性が高いので、全体が歯を包み込むように装着され、歯やあご、口内をしっかり守ります。

 

スポーツ用マウスガードを歯科医院で作成するデメリット

コストがかかる
スポーツ用マウスガードの作成は自由診療となるため、費用は患者さんの全額自己負担になります。

定期的に作り変えが必要
スポーツ用マウスガードは耐久性が高いものですが、一度作ったスポーツマウスガードを永続的に使用することは難しく、特に強い力が加わった場合や成長期の使用の場合においては作り替える必要があります。
特に成長期のお子さんの場合、あごが成長する際にはサイズも変わるため、定期的な調整が必要になります。

 

まとめ

大島・東大島の歯医者、あおぞら歯科で、マウスピースやナイトガードのメリット・デメリットを解説

マウスピースやナイトガードは、さまざまなシーンで私たちの歯やあごを守るために使用されます。
コンタクトスポーツをされている方はもちろん、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、使用を検討してみてはいかがでしょうか。

 



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