【歯周外科の治療例】歯周組織再生療法:右下奥歯に深い歯周ポケット(8mm)
治療前後の比較
治療経過
右下奥歯に深い歯周ポケット(8mm)があり歯を支える骨も著しく失っていました。(術前のレントゲンの赤丸)
さらに適合が悪いかぶせ物によりブラッシングすることも難しい環境でした。
精密検査後、かぶせ物を仮歯に変え、根の治療・SRPをした後、歯周組織再生治療を行いました。
術後のレントゲンを見ると歯を支える骨を失った黒い影が白く骨様の組織に改善しているのがわかります。
歯肉を切開し、開いたあと、根の周りに付着した歯石を取り除きます。
直接歯石が見えることで、より確実に歯石を取ることができます。
歯の周囲をきれいにした後、EMD(エムドゲインR)と骨補填材を用いて歯周組織再生治療を行いました。
手術後、歯肉が治り、周囲組織が安定したことを確認し、かぶせ物を再度装着しました。
歯周組織再生療法 - 術後5年経過 -
術後5年になりますが、歯周ポケットも浅く(2㎜)良い状態をキープしています。レントゲン上でも白く骨様の組織が見られます。
治療のリスク | 手術後に出血、痛みや歯肉の腫れを伴うことがあります。 再生療法における術後のリスクは、移植した自家骨または、人工骨が歯肉の縫合の裂開により感染することがあります。 |
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